こんな興味深いセッションがあるのなら是非生で聞いて見たかったところ。しかし平日ではどうしようもなく今月は資金不足のため東京まで行く旅費も入場料も払えずorz
長いのでエストseemore。
その10年後に登場した「プレイステーション」の発売で、実現可能となったのが精巧なグラフィックスだ。和田氏は「グラフィックスに注力するあまり開発費が高騰したというネガティブな見方をする人もいるが、グラフィックスが精錬されていった時期だ」と説明した。 |
確かに高速3Dグラフィクス環境が普及したことで、圧倒的なリアリティを持った3Dグラフィクスが家庭に入り込んでいったのは確かだろう(最も当時はかなり省略が多かったような印象があるのだが。リアルタイム描画が本当にリアリティがあると表現できるレベルになったのは、PS2やXboxと言った第5世代ハードの時代からだろう)。しかしグラフィクスに開発費を喰われた挙句、本来ゲームで洗練されなければならない部分が大きく損なわれた作品も多かったのも事実のはず。実際、FC/SFC時代に時折見かけることがあった、問題は多いが根底に光るものがある、良い意味でのクソゲーがPlayStation時代になってからかなり減少しているように感じる。
さらに「デリバティブ型」としてRMT※を取り上げた。こちらの方式について「いいか悪いかではなく、収益モデルとして成立すると思う。… |
現状システムとしてRMTに近い(ゲーム内リソースをリアル金銭で販売している形式を取っている)システムを採用している作品は実際ある(所謂アイテム有料型という奴だ)が、この方式のことを言っているのだろうか。私はMMORPGをプレイしていないので想像と伝聞でしかないが、そもそもRMTが蔓延する原因には
ゲーム中のリソースを得るための充分な時間を、誰しもが確保できるわけではないというものが大きい(そしてその「充分な時間」というのが、往々にして莫大)と聞く。冒険の成果として得られるようなものが簡単に市場に出てくるのもアレだが、せめてそれにかかる準備の手間は何とか圧縮したいと願う人はMMORPGに限らず多いのではないだろうか。
実際、私も某ゴルフのアイテムのうち、ゲームを進めるために必要な物品については、金で買えるもんならさっさと買ってしまいたいと思うことがたまにある。ユーザ間の取引すらままならないシステムではあるのだが。
※ RMT: ゲーム内での物品をリアル金銭で取引する行為のこと。大概のMMORPGでは禁止されている。