全国###人(好きな数値を入れよう)の実験愛好家の皆様、こんばんわ。本日もFactory BLog実験室の時間がやってまいりました。
「モットーは『やっちゃった感が強くなっても気にしない』」、私、彷徨がお送り致しております、カンパンでビスケットケーキを作る実験の経過報告でございます。
写真が多いのでseemoreで伏せてあります。覚悟完了したら下記「続きを見る」リンクをどうぞ。
2日目: ホイップクリームでカンパンを覆い、ケーキのベースを作る 本当は日中から動きたかったのだが急遽都合で自宅待機になってしまった土曜の彷徨模様、夕方になってようやく行動できるようになったので暮れなずむ街の光と影の中材料を求めて仙台市東部某所をふらつく。
本来のレシピではクリームでビスケットをつなげ、最後に全面を覆ってそのまま冷蔵することでケーキベースにするとのことであるが、カンパンのサイズでそれを行っても寂しいサイズのケーキにしかならないだろう。そこで本来のレシピからは外れるが、
- 通常クリームのケーキベースを3本作る。
- チョコクリームのケーキベースを3本作る。
- それらを2×3に積層して一つのケーキベースと為す。
という手順を踏むことに決めたのである。006Pという奴である。違うかもしんない。
行きつけの100円ショップやら近所のスーパーやらを小一時間かけて回り、材料やら機材をかき集める。以下がその成果。
(イメージ)とりあえずフローリングに並べてほくほくしてみる。
さて、昨日から冷蔵庫で眠っていたカンパンはどうなっただろうか。
(イメージ)上記写真は、冷蔵庫から取り出してみたところ。
投入時の様子と比較して、明らかに一つ一つが膨れ上がり、
牛乳の見える面積が減っているのがお分かりいただけるだろうか。
(イメージ)ためしに一つ取り出してティスプーンを差し込んでみる。ご覧の通りカンパンは見事に牛乳を吸い込んで柔らかくなっており、ティスプーンで簡単に切り離すことができた。
「いけるかもしれない…」
しかし、地獄はここからだった。
とりあえずカンパン群を別な器に移し、ホイップクリームを作るのだ。正しい唯一のレシピは
パッケージの説明書きのみという非常にスリリングな実験である。
(イメージ)レシピに従って200mlのクリームをボウルに入れ、そこに15gの砂糖を投入する。これを根性入れて泡立てればホイップクリームが出来上がる、はずだ。
しかしこれだけでは普通のホイップクリームになるだけである。出来合いのクリームの他に泡立てる必要があるクリームまで仕入れて来た理由はただ一つ、
これをチョコクリーム化するという点にあるのだから。
よって、この上にさらにココアパウダーも投入する。
(イメージ)レシピとして正しいのかどうか、そんなことを気にしていては一人前の料理人にはなれない。
そしてこれを気合入れて泡立てるわけなのであるが、うちには
泡立て器等と言う文明の利器は無い。泡立てなければ当然ホイップクリームとしては扱えない。
そこで登場するのがこれ、
(イメージ)100円ショップで入手したクッキングミキサーである。電源は単3電池2本、アルカリ電池を使用しパワーもパッチリだ。これを使えば泡立て器で精も根も尽き果てるという心配などなく、チョコホイップクリームが享受できるはずだ。さあ、希望に満ちた明日に向かってレッツホイップ!
ブバババババ!!! 思わず悲鳴を上げて飛び退る。飛び散り量が半端ではなく、到底呑気に混ぜていられるような状況ではない。電池にパワーがありすぎるのか、ボウルが小さ過ぎるのか。いや…それらだけではない。クリームの正体は乳脂肪、ホイップクリームは熱に極端に弱いのだ。お気づきかと思われるが、買ってきたばかりでろくに冷やしもせず、呑気にクッキングミキサーをスタンバっていた影響で、室温に置かれたままのクリームがすっかりだれてしまっていたのだ。これではどうしようもない…
仕方なく、器ごと再度冷蔵庫へ。冷やしなおした上で大きな器に入れ替え、明日再度挑戦しよう。賞味期限が心配だが。
ちょっとアレゲなので写真はご勘弁いただきたく… これで終わりにするのも癪なので、出来合いのクリームを使って白棒の方を先に作ることにする。
(イメージ)牛乳漬けのカンパン8個をクリームでこのようにつなげる。こちらの方も若干だれ気味だが、それでもきちんと整形できるのは流石既製品。
(イメージ)8個をつなげ終わったら、このように全面にクリームを塗りたくる。
(イメージ)そしてこれをラップで覆うと、このようなクリームの棒が出来上がる。至って簡単。クリームの問題だけどうにかなれば、確かに簡単料理なのだろう。
これと同じ棒をあと2本つくり、冷蔵庫で冷やし固める。レッツリフリジレイション。
…3日目に続く。