切っ掛けは、一つの好奇心だった。
非常食としてカンパンを仕入れたはいいが、よく考えてみれば私はカンパンというものを食べたことがない。
そこで、試食と称してふた袋のうち片方を開封してみたのであった。
結果、手元にこういうものが残ることになる。
(イメージ) この無残な姿になったカンパンを、どうにかしてもったいないおばけが出ないようにするのが今回の目的である。
既にLogの方で宣言しているとおり、/.-Jにてハードビスケットで作るミニケーキのお話を頂いている。そこでこのカンパンを、同手順を以ってビスケットケーキに仕立て上げてみることにした。
1日目: カンパンを下ごしらえする ご教授いただいたレシピによれば、
ビスケットは牛乳に浸すとのことである。当然カンパンにも牛乳に浸かってもらわねばなるまい。というわけで本日はこういうものを用意した。
(イメージ)メグミルクとボウルである。
(イメージ)余談だが、私も知らなかったのだがこのカンパンは小形カンパンと呼ばれる一つ一つが小さいものらしい。かの名作「はだしのゲン」でゲンが軍人にカンパンをもらって美味そうに喰うシーンが脳の片隅にあったのだが、そのため実物を見たときは「あれ、こんな大きさなのか?」と不思議に思ったものである。聞くところによると大形もあるらしい。
(イメージ)かじった断面はこんな感じである。乾パンの名前は伊達ではなく、水分はほとんど無い。サクサクというよりはバリボリと言った食感があり、胡麻が入っていてこれはこれで結構いける。…一時にあまり大量に食べるとさすがに飽きるが。その対策なのか、缶入り製品には氷砂糖が一緒に入っている模様。ちなみに自衛隊で支給されるカンパン食にはオレンジスプレッドと金平糖がついているらしい。
(イメージ)とりあえず、ボウルに牛乳をどぽどぽとあける。パッケージは朱紅いメグミルクだが中身は当然普通の牛乳。白さには一点の曇りも無い。
このボウルにカンパンを入れ、牛乳を吸い込ませるのである。ざらざらざら。
(イメージ)…あの、何気に多いんですが。
ともあれ、このままカンパンには牛乳を吸い込んでもらうわけだが、当然どの程度浸しておけば充分に吸い込むのかなぞノウハウがあるわけがない。しかしこのまま放置しておくわけにもいかないので、これはラップ
で封印してをかけて冷蔵庫に入れておくことにした。レッツリフリジレイション。このまま一晩寝かせておこう。
…2日目に続く。